プログラミング学習を始めると「英語ができないとダメ?」と不安になる方は多いですが、結論から言えば英単語を覚えておくとプログラミングで便利な瞬間はあります。
ただし、英語ペラペラになる必要はまったくありません。必要なのは「プログラミングでよく使う英単語」を知っているかどうかです。
この記事では、実務でどんな場面で英単語が役立つのか、どの程度覚えればいいのかを、現役エンジニアの視点から具体的に解説します。
プログラミングで英単語を覚えておくと便利な2つの瞬間

1. インスタンス名(変数名)を考えるとき
プログラミングでは、データを入れる「箱」に名前をつける作業が頻繁に発生します。この名前を変数名やインスタンス名と呼びます。
基本的に、変数名は英語で命名するのがルールです。例えば:
- ユーザー情報 →
user - 投稿リスト →
postList - 合計金額 →
totalPrice
このとき、英単語を知っていればパッと思いつき、コーディングをサクサク進めることができます。逆に、毎回Google翻訳を開いていると作業が止まってしまいます。
講師としてスクール生のコードレビューをしていた際、「英単語が分からなくて変数名に10分悩んでいた」という相談をよく受けました。知っているだけで時間が大幅に短縮されるポイントです。
2. メソッド名(関数名)を考えるとき
次に頻繁に出てくるのが、メソッド名(関数名)の命名です。
メソッドとは「処理のまとまり」のことで、これも英語で命名するのが基本です。例えば:
- データを取得する →
getData - ユーザーを作成する →
createUser - パスワードを検証する →
validatePassword
実装している際に、英単語がパッと思いつくとコーディングをサクサク進めることができます。特に実務では、他のエンジニアが読んでも分かりやすい名前をつけることが求められるため、的確な英単語を選ぶ力が重要になります。
最近はAIが発展してきているので負担は減っている
ただし、最近はCopilotやChatGPTなどのAIツールが発達してきたため、変数名やメソッド名を提案してくれるケースが増えています。
そのため、以前ほど「英単語を完璧に覚えなければならない」というプレッシャーは減っています。とはいえ、基礎的な単語を知っているだけでコーディング速度は大きく変わるため、覚えておいて損はありません。
プログラミングでよく使う英単語の例
では、実際にどんな英単語をよく使うのか、ジャンル別に整理します。
データ操作系
- get(取得する)
- set(設定する)
- create(作成する)
- update(更新する)
- delete(削除する)
- save(保存する)
- load(読み込む)
これらは「CRUD操作」と呼ばれる基本動作で、どの言語でも頻繁に使います。
判定・検証系
- validate(検証する)
- check(確認する)
- verify(検証する)
- compare(比較する)
- match(一致する)
状態・フラグ系
- is(〜である)
- has(〜を持つ)
- can(〜できる)
- should(〜すべき)
- flag(フラグ)
- status(状態)
例えば、isActive(アクティブか?)やhasPermission(権限を持っているか?)といった形でよく使います。
データの入れ物系
- list(リスト)
- array(配列)
- object(オブジェクト)
- data(データ)
- item(項目)
- element(要素)
これらは変数名の末尾によく付けます。例:userList、dataArray
英語が苦手でもプログラミングは習得できる理由
使う英単語は限られている
プログラミングで使う英単語は、実はかなり限定的です。日常会話で使うような複雑な表現はほとんど登場しません。
上記で紹介したような基本動詞50個ほどを覚えておけば、実務の8割はカバーできます。
文法は必要ない
プログラミングでは、英語の文法知識はほぼ不要です。必要なのは「単語の意味を知っていること」だけ。
例えば、getUserDataというメソッド名を見たとき、「get = 取る、user = ユーザー、data = データ」と分かれば十分です。
検索すれば日本語情報も豊富
公式ドキュメントが英語でも、Google検索すれば日本語の解説記事やQiitaの投稿が大量に見つかります。
特に人気の言語(JavaScript、Python、Rubyなど)は日本語情報が非常に充実しているため、英語が苦手でも学習は可能です。
プログラミング学習で英語力を伸ばすコツ
1. 公式ドキュメントを読む習慣をつける
技術の最新情報は、どうしても英語が先行します。公式ドキュメントを読む習慣をつけると、自然に英単語が身につきます。
最初は翻訳ツールを使いながらでOK。徐々に慣れてきます。
2. エラーメッセージを英語で読む
エラーメッセージは基本的に英語ですが、よく出てくる表現は限られています。
undefined(未定義)syntax error(構文エラー)null pointer exception(nullポインタ例外)
これらを繰り返し見ているうちに、自然に覚えます。
3. GitHub上のコードを読む
GitHubで公開されているオープンソースのコードを読むと、実務的な英単語の使い方が学べます。
他のエンジニアがどんな変数名・メソッド名をつけているかを見るだけでも勉強になります。
プログラミング学習を効率的に進めるには
ここまで英単語の重要性を解説してきましたが、実際のところ「独学でコーディング習慣を身につけること」は、多くの初学者にとって最大の壁です。
特に以下のような悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか:
- 何から学べばいいか分からない
- エラーで詰まって先に進めない
- 学習を続けられない
- 作るものが思いつかない
こうした課題を解決するために、学習環境を整えるという選択肢があります。
体系的なカリキュラムで学べるスクール
例えば、テックキャンプでは、基礎から実践まで体系的に学べるカリキュラムが用意されています。実際に筆者も受講経験がありますが、開発現場の情報が常に反映されているため、実務に近い形で学習できる点が大きなメリットでした。
向いている人:独学で挫折した経験がある、体系的に学びたい初心者
向いていない人:すでに実務経験があり、特定技術だけを深めたい人
完全マンツーマンで自由度高く学びたいなら
一方で、「自分のペースで学びたい」「特定の言語を集中的に学びたい」という方には、Samurai Engineerのようなマンツーマン型スクールが向いています。
専属の現役エンジニアが個別にカリキュラムを組んでくれるため、副業・転職・フリーランスなど目的に応じた学習が可能です。

向いている人:仕事をしながら自分のペースで学びたい社会人
向いていない人:強制力がないと続かないタイプの人
転職まで一貫サポートを受けたいなら
未経験からIT業界への転職を目指す場合、学習だけでなく転職活動の支援も重要です。
DMM WEBCAMPでは、履歴書・職務経歴書の添削、ポートフォリオ指導、面接対策、求人紹介まで一貫してサポートしてくれます。未経験転職の再現性が高く、「逃げられない環境」で集中的に学びたい方に向いています。
向いている人:未経験から確実にIT企業に転職したい人
向いていない人:独学で進められる自走力がある人
まとめ:英単語は覚えておくと便利、でも完璧は不要
プログラミング学習において、英単語を覚えておくとプログラミングで便利な瞬間はあります。特にインスタンス名やメソッド名を考える際には、基礎的な英単語を知っているだけでコーディング速度が大きく変わります。
ただし、英語ペラペラになる必要はありません。よく使う基本動詞50個ほどを押さえておけば、実務の大半には対応できます。
また、最近はAIツールの発達により、英単語を完璧に覚えなくても学習を進めやすくなっています。英語が苦手でも、プログラミングスキルは十分習得可能です。
まずは実際にコードを書きながら、よく使う英単語を少しずつ覚えていく。それが最も効率的な学習方法です。


